南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
岡崎 才蔵
他の科目との関連 旧約聖書入門を受講した後に、受講して下さい。
他学科履修
副題 「モーセ五書を読む」
講義内容  『旧約聖書』の最初の五冊をモーセ五書、モーセの律法あるいは五書と呼びならわしている。それは宇宙の起源からモーセの死に至るまでの歴史を原初時代(創世記1−11章)、族長時代(創世記12−50章)、モーセ時代(出エジプト記・レビ記・民数記・申命記)の三時代に分けて、いかに神が一つの民を選び、導いたかを物語ったものである。しかし、それと同時に、神の掟として考えられている律法を掲載している。従って、前期では物語に焦点をあて、まずは物語の内容を知ることに主眼を置く。後期では律法に焦点をあてて、その性格や特徴を紹介することにする。
講義計画 前期のテーマ
1.モーセ五書の資料文書説
2.原初史物語(創世記1−11章)
3.族長時代(創世記12−36章)
4.ヨゼフ物語(創世記37−50章)
5.エクソドス物語(出エジプト記1−民数記27章)

後期のテーマ
1.十戒(出エジプト記20章1−21節)
2.契約の書(出エジプト記20章22−24章)
3.祭司法典(出エジプト記25章−レビ記16章)
4.神聖法典(レビ記17−26章)
5.申命記法典(申命記1−34章)

 各テーマに対し2〜3回の講義時間を割り当てる。テキストは『旧約聖書』であるから、出席者は必帯こと。
評価方法  成績は学期中に提出を求めるレポートと授業態度、それに学期末に行う試験の結果により成績評価を行う。
テキスト 『旧約聖書』
その他