南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
小谷 凱宣
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
講義内容 人文学の諸領域を学ぶための基礎となる知識、技法を習得することを目的とする。そのために、文献探索の方法、レポートの書き方について学ぶとともに、人文学各領域の基礎的な文献を取り上げて講読・討議することによって、さまざまな問題について批判的に検討する態度を養う。
講義計画  原則として3人ずつを1グループとし、約10グループを組織して、各グループの共同作業による発表と報告書(レポート)作成をめざす。各グループは学期初めに手渡す基本的な課題書物(または論文)から1冊(篇)ずつを担当する。発表内容・報告書作成準備にあたっては、具体的な相談のための時間(Office Hour)を設ける。
 報告書はPower PointかMicrosoft Wordで作成する。毎週順番におこなう発表ではProjectorを使用し、約30分の発表・説明をおこなうのを原則とする。その発表内容にもとづいて、残りの時間を質疑応答、討論にあてる。質疑・討論には、全員参加を原則とする。
 課題の書物(論文)には、近代約500年の間に地球規模でおこった社会文化現象を理解するために必須の基本的な考え方を探り、現在の日本社会が直面している諸問題を考えるために参考となる著作等を選ぶ。そのなかでも、日本列島内の先住民問題を考える契機になる内容の含むものを念頭においている。
 いまのところ、『モンゴロイドの地球:5、最初のアメリカ人』(大貫良夫編)、『文明の生態史観』(梅棹忠夫)、『栽培植物と農耕の起源』(中尾佐助)、「日本民族=文化の源流と日本国家の形成」(石田英一郎ほか)、『鯨の日本文化誌;捕鯨文化の航跡をたどる』(高橋順一)、『北方から来た交易民』(佐々木史郎)などの書物等を使用することを予定しているが、最終的なリストは、学期初めに手渡したい。
評価方法 報告書の作成過程の取り組み方、報告書内容、発表方法とその態度などを総合して、評価する。
テキスト
その他