22336 現代の考古学B
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選 |
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夏期前半 |
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2 |
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2〜4 |
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中村 慎一 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 稲作社会の比較考古学 |
講義内容 | モンスーンアジアの生業の基盤を成すのは言うまでもなく稲作である。このアジア稲作はいつ、どこに起源し、その後どのように展開していったのか。そして該地域の文化と社会の性格をどのように規定することになったのか。こうした問題について、比較考古学的な方法を用いると同時に学際的な視点から論じてみたい。 対象とする地域は東アジア・東南アジア・南アジアである。中でも中国の事例について詳しく扱うことになる。また、考古学ばかりでなく、農学・遺伝学・地理学・気候学・文化人類学・言語学等の関連諸分野の研究成果にも目を配っていきたい。 |
講義計画 | 講義は以下の項目順に進める予定である。 1.稲作研究の視点 2.稲作はなせ始まったか──環境・生態・人口── 3.アジア稲作多元説とインディカ・ジャポニカ問題 4.稲作の地理的拡大 5.稲作の進化──集約化と粗放化── 6.稲作社会の進化──中国長江流域の場合── 7.稲作社会の比較考古学──中国・東南アジア・日本── |
評価方法 | 最終授業時に筆記試験を行う。 |
テキスト | 以下の図書をしばしば引用・参照するが、必ずしも事前の購入は要しない。必要な資料については随時プリントを配布する。 中村慎一『稲の考古学』同成社、2002 【そ の 他】 特になし。 |
その他 |