22496 科学文化論B
|
選 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
2〜4 |
|
小林 傳司 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 現代科学技術と社会意識 |
講義内容 | 現代科学技術は我々の生活に多大な利便性をもたらしてきた。しかし同時に、様々なリスクをもたらし始めている。また、現代科学は単に利便性を提供するだけでなく、現代先進国の運営に大きな影響を与えるとともに、意思決定にも不可欠な存在になっている。その結果、公害問題、薬害、原子力発電諸問題、食品の安全性など、社会的な対立や紛争を生み出してもいる。20世紀後半に出現してきた科学技術(テクノサイエンス)が社会に与えた影響、人々の意識の変容について考えたい。 |
講義計画 | 1、現代科学技術の成立 2、公害事件1(水俣病) 3、公害事件2(イタイイタイ病) 4、原子力発電問題1(法と科学技術の事例として) 5、原子力発電問題2(合意形成は可能か) 6、1970年代とは何であったか1(社会意識の変容) 7、1970年代とは何であったか2(トランス・サイエンスの出現) 8、遺伝子操作技術の衝撃1(生命倫理的視点から) 9、遺伝子操作技術の衝撃2(食品の問題) 10、BSE事件 11、素人は無知か 12、社会の中の科学技術 13、まとめ(科学技術のシビリアンコントロール) |
評価方法 | 筆答による定期試験を中心にするが、講義中に適宜、小アンケートを行い、それも評価に加味する。 |
テキスト | 小林傳司『誰が科学技術について考えるのか』名古屋大学出版会 |
その他 |