南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
伊藤 秋男(春)
青山 幹哉(秋)
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 日本古代中世文化史
講義内容  数百万年におよぶ進化の歴史をとおして、人類は他の地球生命には見られない独特の生活形態を形成し、発展させてきた。それが今日われわれを生かしている文化である。人類文化学演習Iは、そのような人類の生き方としての文化を、歴史、生活技術、思想、社会、宗教など様々な切り口から研究し、人類の自己理解を深めることを目的とする。また、人類の文化はたんに過去の産物ではなく、歴史的な形成物としてわれわれ自身が次の世代に受け継がせていくべきものである。したがって人類文化の今日的課題と次世代の子どもたちに継承させる将来像を考えさせ、討論させることもこの演習の課題のひとつとなる。
講義計画  本演習では、日本列島社会をフィールドとして、古墳時代から中世にいたる、さまざまな歴史的事象の意味とその変化の動因を考える。
 春学期は考古学・古代史にかかわる問題について、受講生各自が調査研究し、発表資料の作成、口頭発表、討論、レポートの作成を通して、研究と論文作成のための初歩的な方法論を学ぶ。
 秋学期は、日本中世史学の状況を学び、論文というものを理解するために、歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座』 (東京大学出版会、2004年) の中世編所収論文を適宜選択して読み、その後、受講生の問題関心に基づき、各自が個別に究発表をおこなう。
評価方法  出欠状況、授業態度、発表資料の作成方法、発表内容と態度、他者の発表に対する発言、レポート等を総合的に判断して評価する。
テキスト 必要な場合に配布する。
その他