南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
服部 裕幸
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 現代の心の哲学
講義内容  現代哲学の主要なトピックの一つである心の哲学を研究する予定です。現代は何でも科学的に解明できると思われがちであるが、はたしてそうなのだろうか。心も科学的に解明できるのだろうか。この問に唯物論的な立場に立つ人はイエスと答えようとし、二元論者はそれに反対する。今はどのような点が争点になっているのだろうか。われわれはどう考えるべきだろうか。こうしたことを研究しつつ、哲学的思考法を身につけ、また、4年生になってからの研究プロジェクトのためのテーマを各自が見つけることを授業の目標とする。
講義計画  (春学期)テキストとしてクレイン著『心は機械で作れるか』を使用し、これを輪読していきたい。最初の時間に分担を決めるので、あらかじめテキストを購入しておくこと。次の回から、レポーター(2名)が各自報告して、報告内容に関して全員で議論していきたい。レポーターはレジュメを作成することが要求されます。
 (夏休み)夏休みには授業に準ずる形で合宿をおこなうことが期待されているので、受講者はそのつもりでいてください。(時期や場所は学生諸君と相談して決めていきたい。)
 (秋学期)4年になってから研究プロジェクトのテーマとして選ぶ予定のものに関する文献を各自選んで、それについての報告をしていくという形式で授業を進める予定です。したがって、夏休みが終わる頃までには、ある程度までテーマを決めておく必要があります。但し、テーマは必ずしも心の哲学に関するものである必要はありません。各自の関心にしたがって決めてください。テーマの選択や選択したテーマに関する文献に関しては可能な限り相談にのりますので、ゼミの時間以外でも研究室に足を運んでください。
評価方法  出席状況、普段のゼミでの発表や討論への参加の程度、レポートなどによって評価します。やむをえない事情でもないかぎり、ゼミの欠席は認められない。無断欠席など論外である。
テキスト クレイン『心は機械で作れるか』勁草書房
その他