24456 近代小説研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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細谷 博 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 小説読解研究 |
講義内容 | 近代現代の代表的な小説をとりあげて精読し、さまざまな読み取りを試みることによって、小説とは何か、また、小説を読むという行為にはどのような意味があるのか、ということを考察する。 |
講義計画 | 主に夏目漱石の『明暗』を対象とする。 新聞小説作家・漱石最後の長篇『明暗』には、われわれの周囲にひろがる身近な世界が描かれ、どこにでも居るかのごとき人間たちが現れて、さまざまな駆け引きや愚行をくり返す。それがなぜ依然として多くの読者を引きつけてやまないのか。ともすれば重いイメージにとりまかれてきた『明暗』をあらためてよくできた面白い小説として読み直し、考えてみよう。 1 導入 〈読み〉の意識化について 2 『明暗』読解、研究 3 まとめ 最初の授業時に「進行予定表」を配布する。 |
評価方法 | 定期試験により評価する。 |
テキスト | 夏目漱石『明暗』新潮文庫 ○参考図書: 水村美苗『続明暗』新潮文庫 ジェーン・オースティン(中野好夫訳)『自負と偏見』上下 新潮文庫 細谷博『凡常の発見ー漱石・谷崎・太宰』明治書院 その他 |
その他 |