24909 日本文化学演習I
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必 |
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阿部 泰明 |
他の科目との関連 | 既に、人文学基礎論(言語学入門)、人文学基礎論(日本語学入門)、現代日本語の構造A(文法)、英文による日本文法研究、生成文法と日本語、言語分析A、言語分析B、などの科目のうちから最低2科目を履修済みであることが望ましい。 |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 日本語の理論的研究と記述的研究の基礎 |
講義内容 | 日本語にまつわる様々な現象を、「構文論」「音韻論」「意味論」などの領域からとりあげ、分析を行う。言語の表現は「まっとう」に聞こえるときも「おかしく」聞こえるときもある。特に「おかしく」感じられる表現について、「何故」そうなのかを解明することが、母語話者の頭の中に存在する言語知識の解明につながる。 日本語に限らず言語には「なんでこうなっているのだろう?」と思わせる様々なパズルが多く存在する。こうしたパズルを考え、答えを導く訓練をすることで思考力や論理的な筋立ての方法論を学んでいく。 |
講義計画 | 春学期は様々な言語パズルを取り上げ、「説明すること」とはどういうものかを考察しながら、日本語を中心に、主だった構文や現象を概観していく。同時に言語理論(生成文法)の基礎となる部分をカバーするように基礎的文献を読み進む。学生による発表も行う。秋学期には学生の興味に応じて、いくつかのトピックを選定し、関連文献を発表形式で読み進む。学年末には学生がそれぞれが選んだトピックについてレポートを執筆する。このレポートの執筆を通して、資料の収集の方法、論文の形式、参考文献表の書き方なども併せて学んでいく。PowerPointを使用してプレゼンテーションの実習なども行う。 |
評価方法 | 授業内の発表、小レポート、学年末レポート |
テキスト | 随時プリント教材を配付する。 |
その他 | ホームページにいくつかのサンプルトピックが掲載されている。 http://www.nanzan-u.ac.jp/~abeyasu/topics/ |