24910 日本文化学演習I
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必 |
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通年 |
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4 |
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3 |
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鎌田 修 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 談話分析と日本語教育 |
講義内容 | 私たちの生活は様々な言語活動から成り立っている。言語活動の中心は会話であり、また、文字を媒介とした読み・書きの活動である。それらのまとまった形をディスコース(談話)と呼ぶ。この授業ではそのようなディスコースがどのような構成要素や構成規則で成り立っているのかということを日本語教育の立場から学習する。「こ・そ・あ・ど」など指示詞の用法、「省略・繰り返し」などの談話ルール、「相づち」「先取り発話」など、話し手・聞き手の役割に関わる現象、言語とそれを取り巻く環境との関係を明らかにする。また、留学生別科などで日本語学習者と交わることにより、ソトの目から日本語の談話構成を見つめることにより、逆に日本語のウチ側を観察する能力も養う。 |
講義計画 | 春学期は談話分析の入門書を読み、基礎的な分析能力を養う。 秋学期はさらに進んだ談話分析の本や研究論文を読み、卒業論文執筆のための橋渡しとする。 英語によって書かれた文献も読み、積極的に英語力を養うこともする |
評価方法 | 出席・発表(50%)、レポート(50%) |
テキスト | George Yule, Pragmatics, Oxford University Press 日向茂男、日比谷潤子(1988)『談話の構造』(荒竹書店) 泉子メイネード(1993)『会話分析』 堀口純子(1997)『日本語教育と会話分析』(くろしお出版) |
その他 |