南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
玉崎 孫治
他の科目との関連
他学科履修
副題 言語はそれを用いる人間に奉仕し、機能する。
講義内容 ことばは社会生活の要であるが、その中で果たしている基本的な働きを再認識し、その分析と記述を目的とした言語研究を考察する。 ことばを社会的記号論として捉え、文法構造の研究の中に社会的語用論的視点を取り入れた選択体系的機能言語学の諸問題を論じるのがこの講義の目的である。 ことばの三つの意味(経験的意味、対人的意味、テクスト形成的意味)を始め、ジャンルとレジスター、テクストとコンテクスト、ThemeとRheme、テクストの結束性などの研究課題を通じ、言語研究から異文化理解への道を探る。
講義計画 Hallidayの選択体系機能理論を紹介し、その骨組みを提示した後、この理論に基づく研究(英語文献)を取り上げながら、この理論に関わる基本的な関心事を考察する。 形式文法と対峙させてHallidayの機能文法を比較検討し、(時間が許せば、)社会と言語の関係、対人的活動のコミュニケーションの媒体と言語の口語性・文語性の関係等を考察する。考察の中心は、一貫して、「言語は社会的活動の中の人間に奉仕し、それが果たす機能がその構造のありようを決定する」という主張である。
評価方法 レポートおよび小テスト
テキスト プリント
その他