41901 演習I
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必 |
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通年 |
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4 |
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3 |
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藤本 博 |
他の科目との関連 | 「アメリカの外交」、「アメリカ外交特殊研究」、「国際関係論1」を履修することが望ましい |
他学科履修 | 不可 |
副題 | アメリカ合衆国と現代の国際関係−アメリカにとっての「戦争と平和」 |
講義内容 | 英語学、英語教育論、英米文学、コミュニケーション論、など英語に関わる文化、あるいはアメリカの歴史、政治、外交、経済、社会などのアメリカの地域研究や国際関係論などの領域にわたる数多くの演習から一つを選択する。テキストの講読、担当者の講義、受講生による口頭発表、質疑応答、討論等を通して各学問分野の基礎的概念と方法論について理解を深めるとともにその分野についての広い知識を得る。 |
講義計画 | 「現代の国際関係とアメリカ外交」をテーマに、「同時多発テロ」以後、アメリカ主導のアフガニスタンとイラクに対する攻撃を経て、世界秩序形成を主導的に担うアメリカといかにつき合っていくかを考える。2005年は第二次世界大戦終結(日本にとっては被爆)60周年、ヴェトナム戦争終結30周年という節目の年であることから、第二次世界大戦後の国際関係の歩みを振り返り、市民レベルの平和創造の営みにも着眼しながら、例えば、次の二つの問題を対象に、「暴力の連鎖」をいかに防げるかについて考察したい。 (1)ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下をめぐる日米間の戦争観のギャップを対象に(米国では原爆投下正当化の根強い世論があります)、被爆60周年を念頭に入れて、日米間の市民レベルの交流を深めるためには、原爆投下の問題に関してどのような視点が重要かを考える。 (2)現在の「アメリカとイラク」の関係を理解することも視野に入れて、ヴェトナム戦争の教訓と遺産について検討する。また、現在、ヴェトナム戦争や湾岸戦争、イラク戦争を体験した帰還米兵によって戦争体験によるトラウマを克服すべく、平和共生に向けた試みがなされており、こうした市民レベルの平和創造の努力にも注目する。 |
評価方法 | 出席重視。演習への積極的姿勢が重要となります。 |
テキスト | 未定。 |
その他 |