他の科目との関連 |
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他学科履修 |
不可 |
副題 |
人間の社会生活に奉仕する言語、その中で機能する言語 |
講義内容 |
ロンドン言語学派のHallidayは、「言語はそれを用いる人間に奉仕し、それが果たす機能がその構造のありようを決定する」と考えるが、そこから生まれた選択体系機能言語理論の思想法を学び、その方法論に習熟する。私達の身のまわりにある言語のデータ(正確には、言語使用例、これをテクストと呼ぶ)を分析し、社会記号学的に解釈する方法を学ぶ。これはテクストからそのテクストが生まれた社会的コンテクストを割り出すことを意味し、社会的人間の言語使用の実態を研究することであり、特定のコンテクストに置かれた人間がどのような言語使用をするか(意味を作るか)を研究することである。HallidayはこれをHow to mean(“意味のしかた”)の研究と呼ぶ。 |
講義計画 |
選択体系機能言語理論の概論書をテキストとして、この理論の概要を理解するため輪読し、思考法を身につける。それと同時に輪読中のトピックに関する練習問題に取り組み、研究方法の習熟を目指すためテクスト分析を体験する。輪読方法は、二三人をチームとしてグループを作り、理解した内容について口頭発表をしてもらう。 |
評価方法 |
レポートおよび小テスト |
テキスト |
Suzanne Eggins. An Introduction to Systemic Functional Linguistics. 2nd Edition. 2004 |
その他 |
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