42391 ラテンアメリカ特殊研究2(民衆文化)
|
選 |
|
春学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
加藤 隆浩 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | ラテンアメリカの妖怪・化け物に関する文化人類学的研究 |
講義内容 | ラテンアメリカでは、大小さまざまな妖怪・化け物が知られている。それらを「子どもの慰み者」、「とるに足りないもの」と切り捨てるのは、もちろん容易なことである。しかし、そのような奇々怪々な存在が大量にしかも次々に生み出されてくる背景、その社会的意味、さらにはそれを支える民衆の想像力がどのようなものであるか、などと考えると問題はけっこう大きいし、探究すべきテーマは山ほど見つかる。この講義では、身の毛のよだつような、時には可愛らしいラテンアメリカの超自然的存在を通して、それらを産み出すその地域の社会や文化を捉え直す。 |
講義計画 | 1)ジョロナ(子殺し、捨てられた女の末路) 2)ピシュタコ(首斬り魔の徘徊する村) 3)サカマンテカ(元祖・脂とり魔) 4)チュパカブラ(宇宙から飛来する吸血鬼) 5)インカリ(地下に眠るインカの栄光) 6)ハルハリア(兄妹婚の恐怖) 7)へンティーレス(月夜に生き返る巨人たち) 8)コンデナード(亡霊の救済) 9)タパード(闇夜に火を噴く埋もれた財宝) 10)サカオホス(こどもの目玉、いただきます) 11)コンパクタード(カネか地獄か) 12)フアン・オソ(異類婚姻から産まれた英雄) |
評価方法 | レポート、定期試験の成績などから総合的に評価する。 |
テキスト | プリントを配布する。 【そ の 他】この講義では、多数の文献を読むことになる。それなりの熱意と覚悟が必要であろう。 |
その他 |