南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
鎌田 隆行
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容  フランス語専門文献を分析的に読み、多面的な専門知識と教養を身につけ、同時にフランス語の読解能力も高めることを目標とする。
講義計画  Honorde Balzac, ヌ Lettre adress仔 aux 残rivains fran溝is du XIXe si残le ネ(1834))を読む。『人間喜劇』の作者として知られるバルザックは、新聞・雑誌などで多方面にわたる論説文を発表するなど、ジャーナリスティックな批評活動も盛んに行なっていた。この授業ではそうした中から特に芸術論やメディア論に関連した本記事(『ルヴュ・ド・パリ』誌に発表)を取り上げ、精読を行う。時事性が強く刻印された記事の読解を通じ、19世紀前半という政治的・文化的に大きな変動が絶えず生じていたフランス社会の状況、そしてそうした状況下に置かれたバルザックや同時代の作家たちの芸術的野心と彼らが直面していた様々な制約や困難(とりわけ出版の問題)を理解することを目指す。
評価方法 普段の翻訳作業と期末の試験
テキスト プリントで配布
その他