南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
櫻井 健吾
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 経済と文学、経済と倫理
講義内容 春学期では、下記のテキストを用いて、近代日本の文士たちは、経済をいかに捉えてきたか、文学者の直観と観察、経済学の視点を対比させながら、経済と文学の関連を学ぶ。文学者としては、太宰治、三島由紀夫、永井荷風、谷崎潤一郎、夏目漱石などを取り上げる。
 秋学期では、下記のテキストを用いて、現代の豊かな社会の起源となった19世紀の産業革命(産業化)がもたらした大問題、労働者問題に対処した人物としてドイツのケテラーを取り上げる。ケテラーはこの労働者問題と葛藤するなか独自の思想を築き上げ、それは今日のドイツとヨーロッパに大きな影響を与えている。このケテラーの思想を学び、検討する。
講義計画
評価方法 出席、発表、討論、レポート
テキスト 春学期 猪木武徳『文芸にあらわれた日本の近代』有斐閣、2004年。
秋学期 ケテラー『労働者問題とキリスト教』晃洋書房、2004年。
その他