51421 経済史入門B
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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川= 勝 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | デフレを通してみる近現代日本の経済の歴史 |
講義内容 | 「経済史」とはどのような学問か、この基礎を理解することを目標とする。 長引く平成不況はどのように脱却されるのか。これを理解するための一つの方法として、当時著されたさまざまな著作、意見書・論文・評論などを用いながら、明治時代から現代に至るまで何度か経験してきたデフレと呼ばれる深刻な不況の歴史を繙いていく。それぞれの時代に、なぜデフレに陥ったのか、そしてどのように脱却し、どのような問題を残してきたかを究明することから、現在の状況を改めて考える手懸りを追求する。 |
講義計画 | 講義では、以下の五つの時期に起こったデフレを取り上げる。 1.明治時代の資本主義を導き出した松方デフレ 2.第一次世界大戦後恐慌と関東大震災に伴うデフレ 3.昭和初期の金融恐慌デフレと井上デフレ 4.第二次世界大戦後のドッジ・デフレ 5.バブル崩壊と平成デフレ テキストを参考にしながら、あわせて当時の著作の一部(コピーを配布)を読みながら、それぞれのデフレの様相を理解していく。 受講生の理解度を知るために、講義中あるいは課題として、適宜レポートの提出を求める。 |
評価方法 | 学期末試験による。 |
テキスト | |
その他 | ・関連科目──共通教育科目・テーマ科目・モダンの系譜「政治・経済の諸相」 ・講義時間中、私語をする者には、退席してもらう。 |