南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
川=  勝
他の科目との関連
他学科履修
副題 日本資本主義経済の成立と展開
講義内容  日本経済史は、日本における経済社会の歩みを考察する学問である。そのためには、それぞれの時期に著述されたさまざまな史料を解読し、分析して、構成することが必要である。したがって、講義でも、古い時代の史料を読むことが必須となる。
 「日本経済史B」では、対象を絞って、明治時代前期に展開された殖産興業路線の推進と挫折について、政治の動きと政策担当者の思想を解明しながら、政治と経済の関連を講義する。
講義計画 「日本経済史B」では、
1.大久保利通主導の殖産興業路線
2.大隈重信による殖産興業路線の転換
3.松方正義によるデフレ政策
4.福沢諭吉の経済思想
5.田口卯吉の経済構想
を骨子として、論者の主張(史料を配布する)を読みながら、解明していく。
 適宜、史料の読み方についてのレポート提出を求める。
(毎時間テキストを用いた講義はしないが、基本文献として、学期中に読了すること)
評価方法 学期末試験、レポートによる。
テキスト 三和良一『概説日本経済史 近現代』(第2版)東京大学出版会、2003年
坂野潤治『日本政治史 明治・大正・戦前昭和』(改訂版)放送大学教育振興会、2000年

【そ の 他】「日本経済史A」と「日本経済史B」の両科目を履修するのが望ましい。
その他