南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3
担当者
赤壁 弘康
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 「数理ファイナンスの考え方」入門
講義内容  以下の書物をていねいに読み込むことで、デリバティブ(派生証券)の評価に見られるような数理ファイナンスの考え方を学習しようというのが、本ゼミナールの狙いです。
 近年、インターネットやコンピュータの普及で簡単に情報が取り出せるようになって、本を読み込むという作業が私自身も含めますます疎かになっています。「読めなければコンピュータにも入力できない」という当たり前の事実を皆さんとともに再認識するため、自戒をこめてこのような演習内容を選びました。
講義計画  同時に、「読み」を「書く」という作業に結びつけるため、年末にはレポートを提出してもらいます。この年末レポート内容を発展させて、4年次で各自の卒業論文を完成させるものとします。
評価方法  テキストの内容が「金融工学」に関連するものなので、このようなトピックス(とテキストに表れる簡単な数学)に関心のある人が望ましいです。何らかの方法で出席者全員に毎回必ず報告・発言を求めます。出席に自信のない人は、履修を見合わせたほうがよいでしょう。出席・報告と年末レポート提出が単位習得のための必要条件です。
テキスト 木島正明『金融工学』(日経文庫、【経済学入門シリーズ】)860円
大橋和彦『証券化の知識』(日経文庫)830円
砂川伸幸『コーポレート・ファイナンス入門』(日経文庫)860円


【そ の 他】【演習の進め方】
(1)テキスト輪読が中心です。テキストでは十分に説明されていない定理の証明や練習問題もできるだけ飛ばさずにフォローするつもりです。このために必要な簡単な数学も同時に学習します。
(2)年末レポート作成のために、各自の興味あるより具体的なテーマを見つけます。
その他