南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
岡田 悦典
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 裁判員制度についての研究
講義内容 2009年に導入が予定されている裁判員制度について研究することが目的です。ただし、裁判員人制度の具体的なあり方を研究することによって、刑事裁判の仕組みについて考えることも目的とします。また、裁判員制度と陪審制度の違いなど、外国の制度との比較も考えます。演習では、裁判員制度の枠組みなどを学ぶとともに、裁判員制度の抱えている課題をともに考えていくことが、共通の課題となります。この過程を通じて、今行われている刑事裁判がどのように運営されているのか、刑事裁判の基本原則も考えます。
講義計画 現在予定しているのは、1)旧陪審法の歴史、2)裁判員制度の立法過程、3)刑事裁判の実際、基本原則、4)アメリカ陪審制度との比較、5)裁判員制度に関する市民へのインタビュー、法曹関係者へのインタビュー、場合によっては模擬裁判の実演を、テーマとして取り上げます。
 最初は、できる限り現状分析と課題の抽出を行います。しかし、その作業を終えた後には、実際の裁判傍聴やインタビューを行ったりして、何が問題で、何を調べ、何を明らかにしていくのか、これをゼミ全体で考えていく作業を予定しています。
評価方法  ゼミへの参加態度・貢献度(出席状況、報告内容、発言内容・頻度など)を総合的に評価します。
テキスト  立法資料、関連論文、ビデオを利用します。ゼミの最初に相談します。

【そ の 他】 このゼミでは、ゼミ参加者が問題意識を共有して、一緒に調べ、考えていくことを予定しています。与えられた資料を読むだけではなく、何が問題なのか、自分なりに考えて行動することが大切になります。
その他