81214 労働法A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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唐津 博 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 近年の雇用・労働情勢には極めて厳しいものがある。本講義では、この現実を踏まえて、雇用・労働関係について現在どのような法制度および法的ルールが形成、確立されているのか、これを整理・解説し、その解釈論的、立法論的検討を試みる。 |
講義計画 | 雇用・労働関係法(労働法)は、それぞれ独自の法理念と法政策によって規定されている三領域、すなわち雇用政策法(労働市場法。これに属する法律としては職業安定法、労働者派遣法など。)、雇用関係法(個別的労働関係法。労働基準法、最低賃金法、雇用機会均等法、育児・介護休業法など。)、および労使関係法(集団的労働関係法。労働組合法、労働関係調整法など。)の三領域に類別できる。このうち、近年の雇用社会の急激な変化に伴って、雇用政策法の比重が次第に大きくなってきており、雇用・労働関係法の対象は確実に拡大傾向にある。本講義ではこの三領域を総合的に整理・把握し、雇用・労働関係の現状と動向に即した実践的な観点から、以下の事項を対象として検討を加える。 1.労働法の基本概念(労働者・使用者・労働組合) 2.労働条件決定の法システム 3.募集・採用の法的ルール 4.労働契約の基本原則 5.雇用における平等原則(男女平等原則と雇用機会均等法) 6.就業規則と労働条件 7.非典型雇用(パートタイム労働者、派遣労働者等) 8.賃金・労働時間・休暇制度 |
評価方法 | 筆記試験の成績などによって評価する。 |
テキスト | 浜村・唐津・青野・奥田『ベーシック労働法(第2版)』(有斐閣、2004年) |
その他 |