南山大学

 
指定
期間
夏期前半
単位
年次
3・4
担当者
佐分 晴夫
他の科目との関連
他学科履修
副題 なし
講義内容  現代は、グローバル化社会と呼ばれる。グローバル化という言葉はさまざまな意味に用いられるが、経済のグローバル化がその中心にあることは間違いない。この経済のグローバル化は国際経済組織によって支えられている。
 そこで、この講義ではグローバル社会を推進し、支えている国際経済組織について、国際法の観点から分析し解説をする。
 講義ではまず、国際経済組織の歴史を簡単にたどり、国際経済組織が成立する必然性について考える。その後、第二次世界大戦後の国際経済組織、いわゆるIMF=GATT体制の法的構造と展開を解説し、WTO成立の必然性を明らかにし、WTOの法的構造を分析し、最後に、グローバル化社会の光と影を明らかにする。
講義計画 1.国際法秩序と国際経済組織
2.市場への国家の関与と国際経済組織
3.自由貿易と経済ブロック
4.IMF=GATT体制の法的構造
 ・IMFの目的と法的構造
 ・GATTの目的と法的構造
5.IMF=GATT体制の動揺
6.WTOの成立と法的構造
 ・WTOによる規律の水平的、垂直的拡大
 ・WTO紛争処理手続の意義
 ・WTO諸協定の構造
7.WTOと非貿易的関心事項
評価方法 筆記試験による。
テキスト 未定

【そ の 他】なし
その他