南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
坂井 信三
講義題目
開講キャンパス
講義内容  実体論的に扱われた文化の概念は、いわゆる「言語論的回転」以来、記号ないし表象のシステムとして取り扱う立場が主流になり、さらに政治権力と文化表象の操作の関係に対する関心が強まってきている。表象のシステムとしての文化と文化表象の操作をめぐって、文化人類学における文化研究の方法論を、博物館における展示のあり方にも関心を払いつつ、構造主義、記号論、文化システム論、カルチュラル・スタディーズなどにわたって幅広く紹介し、文化研究の今日的展望を論じる。
講義計画 ・表象のシステムとしての文化
1.社会・文化研究における表象概念
2.ソシュールと記号論的分析
3.レヴィ=ストロースの構造論的な記号分析
4.ギアツの象徴論
5.スペルベルの認知論
6.社会構築主義の表象論

・文化の表象
7.異文化の表象
8.未開と文明
9.オリエンタリズム
10.普遍主義と本質主義
11.表象の文化政治学
12.まとめ
評価方法 レポートによる。
テキスト
その他