南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
早川 正一
講義題目
開講キャンパス
講義内容  半島のように突き出した島嶼部の環境や、太平洋のような島々が点在する環境では、一定の範囲内に特徴的な生活や文化が識別されることを、Ethnoarchaeologyの一端として理解させる内容にしたい。そして、生活する人間にとって、東南アジアやオセアニアとは何か。その中の文化伝播は何を意味するのか。その中での歴史性は何を示すのかなどの基本的課題を生態人類学の側面も含めて追求したい。
講義計画  下記の単元のもとに、講義を展開する予定である。
1.方法論として、「Ethnoarchaeology」とは何か。考古学には、いくつかの基本的かつ特徴的な方法があるが、Ethnoarchaeologyという糸口の特徴とその意義を、まずは理解させる。
2.地域研究として、東南アジアやオセアニアの考古学には、なぜEthnoarchaeologyの方法が有効なのか。そして、その有効性の展望を次に講述する。
3.東南アジアやオセアニアにおける考古学的成果に対して、Ethnoarchaeologyの視点から分析し、考察する具体的な事例や資料を抽出し、その成果を提示する。
評価方法 大学院生といえども、学部生と同様、まずは担当者の講義を開くことが前提であるから、真摯な出席を求め、評価に加える。期末には、テストないしリポートを課し、評価する。
テキスト 無し。必要に応じて教材を配布する。
その他