92301 教育ファシリテーション論
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必 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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山口 真人 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
講義内容 | 教育という活動は学校に限らず、教育者側つまり教師の関わり方によって、その展開も学習者への影響も学習の成果も大きく異なってくる。教育ファシリテーションという用語は耳慣れないが、教師主導の一斉講義方式の学習の場での教師の役割に対して、学習者参加型の話し合い方式や体験学習方式の教育の場での教師の役割をあらわす用語として用いている。いわゆる教え込む教師の役割とは違い、学習者の学びを側面から支え励まし援助する役割を指している。本講義では学校教育や社会教育で近年試みられている自己理解を深める学習、人間関係のスキルを学ぶ学習、話し合いやグループワークによって進める学習、総合的な学習など、学習者の主体性や自発性を尊重する教育の場における教師の役割を研究する。またその背後にある人間中心の教育観や人間性教育の教育観なども吟味しながら、受講者自身の教育観を練り上げていく。 |
講義計画 | 以下のようなトピックスを取り上げながら、学習者参加型の体験的な授業を展開する。 (1)人間中心の教育の歴史 (2)ロジャーズの教育 (3)人間性心理学と人間性教育 (4)合流教育 (5)ホリスティック教育 (7)ラボラトリーメソッド (8)プロジェクトメソッド (9)総合学習 (10)ファシリテーターとしての教師 |
評価方法 | 授業への参加とレポートによって行う |
テキスト | ロジャーズ『新・創造への教育2(人間中心の教師)』岩崎学術出版社、1984年 河津『合流教育 その考え方と実際』学事出版、1982年 國分・片野『構成的グループ・エンカウンターの原理と進め方〜リーダーのためのガイド』誠信書房、 2001年 ミラー『ホリスティックな教師たち〜いかにして真の人間を育てるか?』学習研究社、1997年 日本ホリスティック教育協会編『ホリスティック教育ガイドブック』せせらぎ出版、2003年 |
その他 |