南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
1・2
担当者
窪薗 晴夫
講義題目
開講キャンパス
講義内容  調音音声学や音響音声学の基礎を踏まえて、音韻論の基本的な考え方と分析法を学ぶ。分節音(母音や子音)の現象だけでなく、アクセント、イントネーション、リズムといったプロソディー(韻律)の現象にも視野を広げ、それぞれの構造や現象の背後にある一般的な原理を考察する。現象の分析にあたっては日本語と英語のデータを比較することにより両言語の共通点と相違点を明らかにし、ひいては音韻構造の普遍性と多様性を考察する。また音韻論と音声学の関係や、音韻構造と他の言語構造(統語構造・意味構造など)との関係についても理解を深める。歴史比較言語学や構造主義言語学、生成音韻論(韻律強勢理論、語彙音韻論、最適性理論等)など、音韻理論の変遷についても適宜解説する。
講義計画  身近にある日本語の音声現象を分析しながら、音韻論の基本的な考え方と分析の方法、音韻研究の諸問題を学ぶ。また日本語と英語の比較をもとに、音韻構造の普遍性と個別性を探る。
 1日目 音素と音素体系(教科書第3章)
 2日目 音節とモーラ(同第4章)
 3日目 語アクセント(同第5章)
 4日目 文の発音(同第6章)
評価方法 授業中の小テスト及び筆記試験
テキスト 適宜指定/配布する。
その他