南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	秋学期
単位	２	年次	1・2
担当者	牛田　千鶴

講義題目	貧困削減と自立をめざす国際教育協力の取り組み
開講キャンパス
講義内容	本講義では、社会開発の基盤ともいえる「教育」の重要性に着目し、ラテンアメリカ各国における教育開発の取り組みを、国際教育協力論の視点から分析する。近代化論の挫折と共に農村教育、ノンフォーマル教育などが重視されるようになった1970年代、構造調整政策の下で教育の質的低下がもたらされた80年代を経て、90年代以降の国際教育協力の流れは、「万人のための教育世界会議」を契機に基礎教育重視へと移行してきた。近年のこうした動向を踏まえつつ、ラテンアメリカ地域における国際機関・二国間援助機関・ＮＧＯ等による国際教育協力の現状と課題について、統計資料や報告書等を読み検討する。
講義計画	以下のテーマに沿って講義を進める。１）国際教育協力の理論と歴史I ２）国際教育協力の理論と歴史II ３）国際機関の特色と役割I ４）国際機関の特色と役割II ５）ラテンアメリカの教育：思想・制度・現状I ６）ラテンアメリカの教育：思想・制度・現状II ７）グローバリゼーションと教育I ８）グローバリゼーションと教育II ９）国際機関による教育協力 10）二国間援助機関による教育協力 11）ＮＧＯによる教育協力 12）国際教育協力の成果と課題時間的な余裕があれば、国際教育協力の専門家・実務家を招いて直に話を聞く機会も設けたい。
評価方法	報告（討論への参加を含む）およびレポート
テキスト	プリント教材使用。
その他	インターネット等による最新情報の入手を各自心がけるよう期待する。