95107 財政学
|
選 |
|
春集 (6−7) |
|
2 |
|
1〜 |
|
水谷 重秋 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
講義内容 | 財政学を財政支出の理論と租税の理論の両側面から検討する。財政支出の理論では、市場の失敗を公共部門が解決するという意味で、「公共財の理論」と「政治過程の経済分析」を明らかにする。後者の場合、社会的選択の理論と公共選択の理論を中心に、政治過程の経済学的分析を行う。 租税の理論では、公平・中立・簡素という3つの基準を満たす税制とはどのような内容のものでなければならないかを明らかにする。所得税、法人税、消費税を中心に、現行税制を検討しつつ、理想的な税制の在り方にも言及する。 |
講義計画 | 下記テキストの以下の5章を中心に、受講者による報告と質疑応答を交えながら上記の講義内容を検討する。 1.公共部門の純粋理論 2.政治過程の経済分析 3.税制の誘因効果 4.税制と資源配分 5.公平な税制 |
評価方法 | 講義への参加態度と学期末レポートとを合わせて評価する。 |
テキスト | 貝塚啓明『財政学』(第3版)東京大学出版会、2003年。 |
その他 | 学期末レポートは、講義の中から興味ある項目を選んで短い論文を書くことになる。 |