95108 金融論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜 |
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荒井 好和 |
講義題目 | 「新しい金融論」を検討する |
開講キャンパス | |
講義内容 | 金融論の領域では、さまざまな金融現象を個別に分析し説明する理論はあっても、体系的な分析枠組みはいまだ確立されていない。このため、経済学の中で「金融」は未開の領域であるといわれてきた。こうした批判に対して、スティグリッツとグリーンワルドは、金融とは情報の非対称性下での信用取引であるという観点から、「新しい金融論のパラダイム」を構築しようとしている。この講義では、彼らの基本モデルが提示されている前半部を中心に、「新しい金融論」を検討してみたい。 |
講義計画 | 下記の書物の第1部「新しいパラダイムの原理」を中心に読むが、必要に応じて、随時、他の文献も取り上げる。 |
評価方法 | 報告、討論、レポートなどから総合的に評価する。 |
テキスト | J.E.スティグリッツ/B.グリーンワルド著『新しい金融論:信用と情報の経済学』東京大学出版会、2003年。 |
その他 | 参考文献として下記のものを挙げておく。 J.トービン著『トービン金融論』東洋経済新報社、2003年。 G.ディムスキー/R.ポーリン著『現代マクロ金融論』晃洋書房、2004年。 |