南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
VOLPE Angelina
他の科目との関連
履修対象学科
副題
講義内容  紀元前1世紀にキリスト教と呼ばれたナザレのイエスの教えは、ヨーロッパに入り、宗教、社会、思想の精神的な革命を行った。犯罪者のように十字架に架けられ殺されたイエスとその弟子たちの教えは、ローマ帝国の世界観に、なぜ打ち勝つことができたのか。本講義は、16世紀に日本に入ったキリスト教が当初好ましい宗教として受け入れられたにもかかわらず途中から迫害されていった歴史的経緯を紹介し、ヨーロッパにおけるキリスト教との出会いと日本におけるそれとの違いを比較する。
講義計画 (1) 学生はキリスト教についてどんなイメージを持っているか。
(2) キリスト教を知るために、まず人間の根本的宗教心を知る必要がある。
(3) 神、仏、聖なるものと呼ばれているものはまぼろしか、実在か。
(4) ヘブライ人の神観。
(5) イエスの時代のパレスチナの問題。
(6) イエスの歴史上の存在。
(7) イエスの普遍的なメッセージのオリジナリティ。
(8) なぜヘブライ教徒はイエスを拒んだか。
(9) キリスト教徒のいろいろな種類。裏切り者、権力者と聖人。
(10) 16世紀におけるヨーロッパのキリスト教が日本文化と出会う。
⑪ キリシタン史:迫害者と殉教者。
⑫ イエスについて学生はどう思うか。
評価方法 定期的な小レポートと期末テストから総合的に評価する。
テキスト G. リヴァ「イエスを知るために」(ドン・ボスコ社)
その他