06381 生命と環境(生命の科学)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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成田 靖子 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 分子レベルからみたヒトのからだ |
講義内容 | 生命体の基本単位は細胞である。それはたった1個の細胞からできている単細胞生物でも、60兆個の細胞が集まっている人体でも同じである。生命体の特徴として(1)膜で仕切られた環境をもつ(2)体内環境を一定に保つ(3)自己をコピーできる(4)エネルギーを生み出す装置をもつがあげられる。 生命体のなかでおこる複雑な営みをシステムとして解明するのが生命科学であり、自然科学・人文社会科学の分野にまたがるが、本講義は生物学・化学・医学の観点からヒトのからだのしくみを細胞レベル・分子レベルで解明する。細胞が相互に作用しあって築き上げているヒトのからだのしくみについて理解し、日々刻々と提供される生命科学情報を自分の言葉として理解できる基礎をつくるのを目的とする。またヒトを特別な存在としてではなく、環境や他の生物と関わりあって生きている地球上の生命体の一員としてとらえて進める。 |
講義計画 | ・生命体の基本単位は細胞である ・栄養を取り入れるシステム からだはどんな成分で構成されているか からだの維持に必要な栄養素とその吸収のしくみ ・外敵から身を守るシステム 免疫とは異物を排除するしくみである アレルギーは免疫が過剰になった状態である ・生命を連続させるシステム 生命は35億年絶えたことがない どのようにして生命は連続するのか 遺伝子を操作する技術 ・体内情報システム 細胞はホルモン・神経ネットワークでつながっている 以上にホットニュースやビジュアル教材を織り込んで講義を進める。 |
評価方法 | 受講意欲・レポート・筆記試験などで総合評価する。 |
テキスト | 特に指定しない。適宜プリントを配布する。 |
その他 |