06721 モダンの系譜 (近代科学史)
|
選必 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
1〜4 |
|
大野 誠 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 「科学革命」を読み解く |
講義内容 | 現代科学の基礎となった「科学革命」に焦点をあわせ、自然観がどのように変遷したかを、革命の担い手たちが残した文書にあたりながら検討する。まず、ルネサンスから現代までの科学の大まかな歩みを概観したのち、「革命」前についてはアリストテレスの自然学や魔術・錬金術の思想を取り上げる。「革命」期については、コペルニクスによる地動説の論証、ケプラーの幾何学的宇宙観、ガリレオにおけるキリスト教と科学、デカルトによる機械論の提唱、ニュートンの自然観とその社会思想への影響、啓蒙主義の精神を取り上げる。 |
講義計画 | 第1講 近代科学の形成:その概観 第2講 アリストテレスの自然観 第3講 コペルニクス以前の天文学 第4講 地動説の論証 第5講 ケプラーの『宇宙の神秘』 第6講 ガリレオにおける科学と宗教 第7講 自然魔術・錬金術 第8講 ギルバートの『磁石論』・武器軟膏論 第9講 デカルトと機械論 第10講 ニュートンの自然観 第11講 社会的イデオロギーとしてのニュートン思想 第12講 啓蒙主義の精神:『百科全書』扉絵の解読 |
評価方法 | 定期試験による。欠席が授業時間数の3分の1を越えた場合は、失格とする。 |
テキスト | 大野誠編著『科学史へのいざない──科学革命期の原典を読む』(南窓社) |
その他 |