南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
遠藤 恒雄
他の科目との関連
履修対象学科
副題
講義内容  西洋の美術は古代における人間主義の美術と中世に成立したキリスト教美術を基軸として展開した。両者は相反する理念を持ちながら互いに競合し、絡み合いながら各時代、各民族の志向する多彩な美の形式を生み出してきた。西洋の美術が近世以降どのような変遷をたどったかを、ルネサンス、バロック、ロココ、近現代の順に、その理念や伝統、それを生み出した社会状況などを通して具体的に明らかにする。
講義計画 1.西洋美術の特質
2.イタリア・ルネサンスの美術(1)
3.イタリア・ルネサンスの美術(2)
4.北欧(ドイツ・ネーデルランド)ルネサンスの美術
5.16世紀ヴェネツィア派絵画
6.マニエリスム様式の美術
7.17世紀、バロック美術1(イタリア、ネーデルランド、スペイン)
8.17世紀、バロック美術2(フランス)
9.18世紀、ロココ美術
10.近代美術1、19世紀前半(新古典派、浪漫派、バルビゾン派など)
11.近代美術2、19世紀後半(印象派、後期印象派、新印象派、ナビ派など)
12.近代美術3、アール・ヌーヴォーと世紀末芸術
13.20世紀美術(野獣派、立体派、未来派、表現派、抽象派など)
評価方法 出席状況と試験の成績を綜合して判定する。
テキスト 特になし。
その他 参考書 ケンブリッジ 西洋美術の流れ3〜8 (岩波書店)

必要に応じて参考書を明示する。講義の進行に則して、普段に画集や作家の伝記、美術全集等に眼を通すことを希望する。