南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
VOLPE Angelina
他の科目との関連 キリスト教概論 宗教と文明
宗教論
他学科履修 不可
副題 イタリア文化を知るために
講義内容  ゼミナール形式の少人数教育で専門領域について理解を深める。各学生が専門領域を深めながら、自分のプロジェクト(テーマ)とする問題を発見するのを手助けし、また問題解決のために必要な知識・理解・データ・手法についてはゼミナールの共通のプロジェクトとして設定し指導する。
講義計画  西洋文化は明治時代に日本に浸透した。日本の政治・教育・経済における新たな制度に最も影響を与えた国々はアメリカ、イギリス、フランス、そしてドイツであった。当時、統一国家として誕生したばかりのイタリアは、美術の外ではあまり日本で知られていなかった。
 しかし今日、イタリアは日本人に大変愛され、好んで訪問する国の一つになった。イタリアのファッション、料理、スポーツ、美術、キリスト教史、ヨーロッパ史、言語などに興味を持ち、留学する日本人の若者は年々増えている。本ゼミは、イタリア文化の根本的な要素を紹介することによって、将来イタリア留学、あるいはイタリアで働きたい希望を持つ若者に役立つものでありたいと願っている。
 教師は歴史、宗教、美術、文学に関する文献を紹介し、学生自身も興味のあるテーマを調査し、それに関するプレゼンテーションを行なう。イタリア語のレッスンも行なう予定である。
評価方法 出席、受講態度、定期的宿題、発表、最終レポートから総合的に評価する。
テキスト 定期的な資料を配る。
その他  学生の話によると、イタリア文化に興味を抱く理由は、イタリアに対して「明るい」、「希望を感じさせる」などのポジティブな印象があるからだという。他文化を知ることによって、自分のうちに存在する「明るさ」を発見できるようなゼミになることを願っている。