11316 地域文明論B(アジア)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜 |
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a川 洋子 |
他の科目との関連 | アジア国際関係論 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 東アジア(現在の日本・韓国・朝鮮・中国)は、古代から近世に至るまで圧倒的な中華文明の影響下にあったが、東南アジアは、ベトナムを除いてインド文明圏に属していた。まず、両地域それぞれの文明の変遷と外部世界との交流を概観し、次に、伝統文化の違いが、東アジアと東南アジアの近代化にどのように反映したかを検討する。さらに、近代化過程における文明の変容、とくに西洋文明のインパクトとその受容形態を分析し、最後に、東アジア・東南アジアにおける新しい文明の創造と伝播を展望する。 |
講義計画 | I1「東南アジア」の用語、ASEAN、APEC、ARF、東アジア共同体 2東南アジアの多様性、文明の接点→重層化、混ゆう、(クレオール)(序章) 2−1自然・生態と基層文化:部族、焼畑 アニミズム、慣習法(第1章) 2−2外文明:文明の伝播、植民地化 2−3民族国家から国民国家へ:複合民族(多言語、多宗教)多数民族化、少数民族化 II外文明の波:交易・貿易による文明の接触交流(第2章、第3章、第8章) 1インド化:ヒンドゥー仏教の王朝文化9−13世紀 2大陸部→上座仏教化 13世紀から 3島嶼部→イスラム化 13世紀から、とくに15世紀 4大航海時代「貿易風の下で」(アンソニーリード)15−17世紀 III1西洋重商業主義による植民地化とカトリック化(第13章) 2欧米帝国主義による植民地化: 2−1植民地経済,2−2植民地国家の建設,2−3ナショナリズムの起源 (第13章、第15章、第16章) IV国民国家 |
評価方法 | 小レポートと期末試験 |
テキスト | (主要)上智大学アジア文化研究所編 「入門東南アジア研究」めこん 【そ の 他】参考書 桜井由躬雄・石澤良昭・桐山昇『東南アジア』朝日新聞社 1993年 石井米雄・桜井由躬雄『東南アジア世界の形成』(世界の歴史、ビジュアル版)講談社 1999年版 アンソニー リード『大航海時代の東南アジア−貿易風の下で』I,II みすず 池端雪浦編『東南アジア史』II 山川出版 1999年 B.アンダーソン『増補想像の共同体』NTT出版 2001年 |
その他 |