11505 人権政策論
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選 |
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夏期前半 |
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2 |
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2〜 |
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小林 武 |
他の科目との関連 | 「憲法」を受講することが望ましい。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 「人権」実現の課題を考える |
講義内容 | 「人権」=基本的人権は、21世紀においても、政策展開のキーワードとなる。欧米の立憲主義の歴史の中で生まれ育った人権の観念は、その後全地球的なものとなり、今日では、各国の対外政策上の原理ともされている。わが国でも、今なお人権実現のために解決されるべき課題は多い。講義では、主として、人権保障の中心的な役割を担う違憲審査制と最高裁判所の憲法判例をとりあげる。違憲審査の軌跡と現状、憲法判例の機能、政治部門との関係などを検討することをとおして、人権実現の課題と展望について考えたい。 |
講義計画 | ほぼ次の順序で進める。 1 開講にあたって。人権の成立・主体・保障理論 2 人権保障のためのしくみ——違憲審査制 3 違憲審査の軌跡(1) 4 違憲審査の軌跡(2) 5 違憲審査の今日的段階 6 違憲審査の展望 7 憲法判例と行政権 8 憲法判例と立法権 9 憲法判例の周辺(1)——憲法訴訟論 10 憲法判例の周辺(2)——裁判運動 11 外国への日本違憲審査制の紹介 12 人権政策の課題。閉講のことば |
評価方法 | テスト(筆記試験)による。なお、出席をとることもあり、その場合には出欠状況を成績に加味する。 |
テキスト | 小林 武著『憲法判例論』(三省堂) 【そ の 他】 人権をめぐって社会に生起している具体的な問題に注目して、わかりやすい講義にしたい。そのため、新聞やTVに報道された事実などを多くとりあげて話す。 |
その他 |