11525 地域政治変動論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3〜 |
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田中 恭子 |
他の科目との関連 | 地域文明論A(アジア)、地域文明論B(アジア) |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 20世紀はアジア激動の時代であった。中国を中心に東アジア・東南アジアの20世紀とくに1940年代以降の域内外の政治変動および地域間関係・国際関係の変動をあとづけ、分析する。東アジア諸国は欧米列強や日本の植民地支配から、戦争、独立、冷戦を経て、苦しみながら徐々に力をつけ、1980〜90年代に至って経済繁栄を実現した。こうした変動の複雑な様相を整理し、その構造と要因を分析する。 |
講義計画 | 第2次世界大戦を境に、東アジア地域政治は大きく変貌した。戦後から現在まで、この地域の国際政治の変動は、中国の対外政策、対外関係の変動が重要要因となって展開している。本講義では、中国の対外関係を中心にすえて、東アジア地域政治の変動を分析する。 第1回 戦後の東アジア世界 第2回 中国の対外認識と世界戦略の変動 第3回 地域政治のなかの中国──冷戦期、中ソ対立期、ポスト冷戦期 第4回 中国とアメリカ 第5回 中国と日本──政治関係と経済関係 第6回 中国とソ連・ロシア 第7回 中国とアジア社会主義圏──北朝鮮、インドシナ、モンゴル 第8回 中国と東南アジア・ASEAN 第9回 中国と台湾 第10回 中国と香港 第11回 中国とアジアの共産党運動 第12回 中国と華僑華人 第13回 アジア太平洋の国際秩序 |
評価方法 | |
テキスト | 岡部達味編『中国をめぐる国際環境』岩波書店、2001年。 |
その他 | 参考書田中恭子編『現代中国の構造変動8 国際関係』東京大学出版会、2000年。 田中明彦『日中関係1949−1990』東京大学出版会、1991年。 国分良成編『日本・アメリカ・中国──強調へのシナリオ』TBSブリタニカ、1997年。 岡部達味編『ポスト冷戦の東南アジア』日本国際問題研究所、1995年。 岡部達味『中国の対外戦略』東京大学出版会、2002年。 山本勲『中台関係史』藤原書店、1999年。 若林正丈『台湾──分裂国家と民主化』東京大学出版会、1992年。 中川昌郎『中国と台湾』中公新書、1998年。 下斗米伸夫『アジア冷戦史』中公新書、2004年。 毛里和子『中国とソ連』岩波新書、1989年。 |