南山大学

 
数理科学演習II
数理科学演習III
指定
期間
春学期
秋学期
通年
通年
単位



年次
3
3
4
4
担当者
田中 豊
他の科目との関連 統計的方法I、統計的方法II、数理統計学、応用統計学、多変量解析を履修していることが望ましい。
他学科履修 不可
副題
講義内容 これまでに学習した1変量あるいは多変量の各種の解析法をより深く理解するため、演習問題を解く。実際的問題と数理的問題があるが、前者に重点をおき、実際のデータをS - Plus(またはR)を利用して分析する。その準備のため、はじめに、P. Dalgaard(2002) “Introductory Statistics with R”, Springer.あるいはB.S.Everitt(2002) “A Handbook of Statistical Analyses using S - Plus”, 2nd Ed., Chapman & Hall. 程度の本を輪読し、例題を実行させる。その際、解説が不足している方法については、適宜、資料を配布する。目標は、これまで学習してきた統計解析法について理解を深め、統計ソフトを用いて問題発見あるいは問題解決の手段として活用できるようになることである。
講義計画 演習I:
 1−6. S - Plus(またはR)の本の輪読と例題の実行
 7−12. 演習問題──実際的問題をS - Plus(R)を用いて分析し、理論的問題については数理的に解
      く。そして、その結果を発表してもらい、討論する。
演習II〜III:
 演習Iの後半と同じやり方で演習問題を解く。ただし、学生の進路に応じて、理論的問題と実際的問題  
 との重みのおき方と、応用分野を定める。

卒業研究:
 統計的方法論に関する研究と現実の問題に対する統計的解析の2つに大別される。前者の場合は、研究対象とする方法論について関連文献を読んで研究課題を絞り、それについて理論的・数値的な検討をおこなう。後者の場合は、まず研究対象とする問題に関する先行研究を調べ、どんな観点から、どんなデータを集め、どんな統計手法を用いて問題に取り組むか、などについて、十分検討した上で、データ収集、解析をおこなう。どちらの場合も、学生と教員で討論しながら進める。
評価方法 出席回数、受講態度(発表と討論)、レポートなどを総合的に評価する。
テキスト 授業の中で指示する。
その他