南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2・3
担当者
木村 美善
田中 豊
講義題目 ロバスト推定とその応用
開講キャンパス 瀬戸キャンパス(秋)、サテライトキャンパス(春)
講義内容 情報分析科学特殊研究Iに引き続き、情報数学や統計科学などの、情報分析に関する諸分野の中から、テーマを選定し、関連する先行研究に関する情報収集能力、外国語文献の読解力を養成するとともに、それらの内容を的確に発表する能力も養成する。
講義計画 第1回
 本講義の目的と講義計画を説明した後、ロバスト推定論とその課題について概説する。
第2-3回
 基本的な3つのタイプのロバスト推定量であるM-推定量、L-推定量、R-推定量について講義する。
第4回
 位置母数のロバスト推定について講義する。
第5回
 尺度母数のロバスト推定について講義する。
第6-7回
 ロバスト線形回帰について講義し、主要なロバスト回帰推定量の諸性質(influence function, breakdown point, maximum bias, efficiency 等々)について論じる。また、ロバスト回帰推定量の実際問題への応用についても述べる。
第8-10回
 ロバスト線形回帰に関する最新の英語論文の中から数編を選び、それらの内容を受講生に報告させながら、議論と解説を行う。
第11-12回
 第10回までのまとめを行う。また、ロバスト検定論にも触れつつ、ロバスト推定の今後の発展について展望する。
なお、授業内容の理解を促すため、適宜、演習問題やレポートを課す。
評価方法 授業参加の状況、演習、レポートおよび試験により総合的に評価する。
テキスト 適宜、資料を配布する。
その他 受講者により、統計診断を中心とした内容になることもある。