96716 情報分析科学研究II
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選 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2・3 |
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木村 美善 田中 豊 |
講義題目 | ロバスト推定とその応用 |
開講キャンパス | 瀬戸キャンパス(秋)、サテライトキャンパス(春) |
講義内容 | 情報分析科学特殊研究Iに引き続き、情報数学や統計科学などの、情報分析に関する諸分野の中から、テーマを選定し、関連する先行研究に関する情報収集能力、外国語文献の読解力を養成するとともに、それらの内容を的確に発表する能力も養成する。 |
講義計画 | 第1回 本講義の目的と講義計画を説明した後、ロバスト推定論とその課題について概説する。 第2-3回 基本的な3つのタイプのロバスト推定量であるM-推定量、L-推定量、R-推定量について講義する。 第4回 位置母数のロバスト推定について講義する。 第5回 尺度母数のロバスト推定について講義する。 第6-7回 ロバスト線形回帰について講義し、主要なロバスト回帰推定量の諸性質(influence function, breakdown point, maximum bias, efficiency 等々)について論じる。また、ロバスト回帰推定量の実際問題への応用についても述べる。 第8-10回 ロバスト線形回帰に関する最新の英語論文の中から数編を選び、それらの内容を受講生に報告させながら、議論と解説を行う。 第11-12回 第10回までのまとめを行う。また、ロバスト検定論にも触れつつ、ロバスト推定の今後の発展について展望する。 なお、授業内容の理解を促すため、適宜、演習問題やレポートを課す。 |
評価方法 | 授業参加の状況、演習、レポートおよび試験により総合的に評価する。 |
テキスト | 適宜、資料を配布する。 |
その他 | 受講者により、統計診断を中心とした内容になることもある。 |