00017 宗教論[H・F]
|
必 |
|
春学期 |
|
2 |
|
1 |
|
山田 望 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | |
副題 | |
授業概要 | |
学修目標 | この講義では、キリスト教を含めて歴史上に現われた幾つかの宗教を取りあげ、各々の宗教が成立、発展してきた歴史的、社会的、文化的背景に触れながら、それぞれの宗教の持つ具体的内容や特質のみならず、さまざまな諸問題をも明らかにしたい。さらに、これらの検証を通して、歴史的、社会的制約を受けながらも、民衆の心と生活に宗教が密接に関わってきたその根拠を探りたい。講義全体を通して、現代に生きるわれわれに求められる宗教性や宗教の普遍的価値とはどのようなものであるのかを共に考えていく。 |
授業計画 | 1.イントロダクション。宗教の種類と分類。宗教とは。 2.日本人と「無宗教」−明治以降の宗教的現況。 3.カルト宗教の問題点。 4.アニミズムとシャーマニズム 5.多神教の諸相 6.ユダヤ教と旧約聖書:創世記の神話的原因譚。 7.イサク奉献の物語と『人身御供』の廃棄。 8.ヨセフ物語と夢の機能:神的摂理顕現の場。 9.民族宗教の成立:出エジプトと十戒。 10.イエスと「神の国」思想。 11.原始キリスト教と初代教会。 12.パウロの逆説的生:民族宗教から世界宗教へ。 13.イスラム教とイスラム社会。 14.総括。 |
評価方法 | 出席状況、レポートと定期試験。 |
テキスト | その都度プリント等で資料を配布する。 |
その他 | 講義は、さまざまな文献資料のみならず、ヴィデオテープやオーディオテープ、スライド等の視聴覚資料をも併用しながら進められる。 |