南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2
担当者
岡崎 才蔵
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  南山大学の教育、研究の基礎をなすキリスト教的ヒューマニズムを身につけるために、キリスト教の歴史やその中心的な教えを旧約聖書・新約聖書に基づいて考察する。イエス・キリストの人となりやその教えを理解することにより、人間の文化的活動の根底にある宗教的ヒューマニズムを学ぶ機会を提供する。
学修目標  キリスト教はゲルマン人を教化することで、ヨーロッパの精神的基盤となった。西ヨーロッパは16世紀に「近代」を開き、人類の進歩の模範とされるようになった。しかし、第一次世界大戦以降、ヨーロッパの危機とその文化の終焉が囁かれ、今や、「近代(モダン)」が何であったのか問われている。情報化時代に生きる我々は、地球規模で世界を考えることが求められている。全人類を視野に入れた世界の進歩と平和を考えるために、キリスト教がどのような貢献をしたのか、そして、まだ何ができるのかに焦点を合わせながら、キリスト教を紹介する。
授業計画  1.キリスト教の諸形態(カトリック教会、プロテスタント教会、ギリシャ正教会など)
 2.聖書(旧約聖書と新約聖書)
 3.キリスト教史(原始キリスト教時代、古代キリスト教時代、中世、近世、現代)
 4.切支丹史(16世紀、明治、昭和)
 5.マタイ福音書の解説(イエスの教えと振る舞い)
    特に、マタイ5−7章を朗読し、イエスの教えを紹介する。

 2〜4の項目に7回をあて、5の項目に7回の講義を配分する計画である。
評価方法  学期末に行われる筆記試験と出席・授業参加を考慮して評価する。
テキスト  聖書とレジュメ(30頁程度の講義録を最初の講義日に配布する)。
その他