00556 性と生命における人間の尊厳4、5
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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大橋 真砂子 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 生と死にみるヨーロッパ史 |
授業概要 | 本講義では「人間の尊厳」に関連して、生死の問題についてヨーロッパの歴史を概観しながら考察する。人間の生死は物理的な状況のみならず、宗教を軸とした価値観に大きく影響を受けてきた。ここではヨーロッパというひとつの領域を取り上げて、時代の変遷によりそうした価値観がどのように変化してきたか、また生と死に対してひとびとがどのような態度を取ってきたのかを考察する。 |
学修目標 | 生と死という、ひとによっては日常生活において深く考える機会がないであろう事柄について自ら考察するきっかけを掴み、また、人間社会の変化のあり方を理解することを目標とする。 |
授業計画 | 1.イントロダクション 2.古代ローマの奴隷と子ども 3.初期キリスト教における殉教 4.「病」としての罪 5.「煉獄」の誕生:死後観の変容 6.中世の聖人崇敬:遺体をめぐる攻防 7.宗教的他者の生と死 8.ペスト大流行とその影響 9.滅びの予定と貧者の問題:プロテスタントの影響 10.刑罰の変容:公開処刑の歴史 11.ダーウィニズム:聖書への挑戦 12.ホロコースト 13.ハンセン病の歴史 14.まとめ |
評価方法 | 出席状況および定期試験により評価する。 |
テキスト | |
その他 |