00577 民族問題と人間の尊厳1、6
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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SAGAYARAJ Antonysamy |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 「エスニック運動、その要求と分岐の動態:インド・ドラヴィダ運動の事例」 |
授業概要 | エスニシティーという現象は、インドのようなマルチ・エスニックな国の社会的・政治的リアリティーに必ずつきまとうものである。政治のエスニック化とエスニック集団の政治化は、お互いの許容と同時に、先鋭化したエスニック意識を広めてきた。集団アイデンティティのこのような動員と操作はエスニック運動の形成につながり、エスニックな混乱と紛争の発生に結びついていく。 |
学修目標 | 本講義は、「人間の尊厳」の観点から以下のような問題に答えようとするものである。どのような条件が、競争的で葛藤を含んだエスニック動員を引き起こすのか?どのような状況で、エスニック共同体は「民族(ネーション)」としての地位を主張するようになるのか?権力と権威の制度は、そうした紛争を調停したり、緩和したり、あるいはエスカレートさせる上で、どのような役割を果たすのか? |
授業計画 | ・ 「紛争」と「機能主義」理論の紹介 ・ エスニック運動と発展との相互関係 ・ インドのドラヴィダ運動とタミル・エスニシティー ・ E. V. R. Naickerによるドラヴィダ運動のイデオロギー的枠組みの過激化 ・ ドラヴィダ運動における「タミル性」の優勢 ・ 独立後の時期におけるDMK(ドラヴィダ運動の主要団体)とタミル・エスニシティー ・ DMK:分離独立の目標と政党選挙のジレンマ |
評価方法 | 出席、学期末の試験あるいはレポート |
テキスト | 未定 |
その他 |