南山大学　シラバス検索用

指定	選必	期間	春学期秋学期
単位	２	年次	1〜4
担当者	山田　久美子

他の科目との関連
履修対象学科	全
副題	ケルトの国・アイルランド
授業概要	どのような民族にも社会にも独自の文化があるが、その独自性や特徴を把握するには、当然のことながら、他の諸文化との比較が有効な方法である。本講義では、世界の様々な文化を構成する要素、たとえば宗教、政治制度、生活・思考様式、慣習あるいは言語等に注目し、それらを比較文化論的に分析して相違点や共通点ないし相互影響関係について検討し、各文化の特殊性と同時に人類文化としての普遍性を考察する。
学修目標	エンヤやU２などの音楽やリバーダンスのようなアイリッシュダンス、さらには映画など、ケルト／アイルランドブームが起こっている。なぜ、このように注目されるのだろうか。　古代ヨーロッパを支配していたケルト民族は、ゲルマン民族らにより、辺境の地に追いやられた。アイルランドにも来島し、先住民を吸収したケルト民族は、アイルランドに多くの遺跡や文化を残している。現在のところ、アイルランドは、ケルトにアイデンティティを求める唯一の国である。ケルトの文化を辿りながら、経済的発展が目覚ましいアイルランドの文化をさまざまな角度から探り、なぜこのように日本でも注目されるのかを考察する。
授業計画	早くから独自の言語、文化を持ちながら、文字を残さなかったために「幻の民」といわれるケルト民族。そのケルトの文化と英国の植民地であった歴史という点から、アイルランド文化を学ぶ。１．ケルトとアイルランド２．ケルトの文化遺産３．ケルトの神話と伝説（１）４．ケルトの神話と伝説（２）５．ケルトとアイルランドの宗教６．アイルランドの歴史（１）７．アイルランドの歴史（２）８．アイリッシュ・ルネサンスとナショナリズム９．アイルランドの文学と演劇 10．アイルランドの伝統音楽 11．アイルランドの映画（１） 12．アイルランドの映画（２） 13．北アイルランド問題
評価方法	定期試験と出席状況により評価する。
テキスト	随時プリントを配布
その他