南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
中野 涼子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 日本と植民地─朝鮮・台湾から見た日本の姿
授業概要 相互理解に基づいた国際関係を築くために、過去の「国民」「国家」の歴史を知り、それが「他者」にどう受けとめられているかを理解することは欠かせない。そのような観点に基づき、日本統治下にあった朝鮮・台湾をめぐる関係のあり方を、1895年から1945年までの期間を中心に検証する。
学修目標 日本の植民地支配に至る経緯と植民地政策の特色を把握した上で、植民政策の受け手である台湾人、朝鮮人にとっての「日本との出会い」について理解すること。また、現代の日朝、日韓、日台関係において、植民地の支配−従属関係の歴史がもつ意味について考察することを期待する。
授業計画 1.「植民地」の記憶とは
2.日本植民地支配とその政策
3.植民地化以前の台湾・朝鮮
4.日本帝国主義下の台湾
5.日本帝国主義下の朝鮮
6.「抗日」か「親日」か
7.現代の日本と台湾
8.現代の日本と二つの朝鮮
評価方法 出席、レポート、定期試験
テキスト 適宣、プリントを配布。水野直樹他、著者『日本の植民地支配』(岩波書店、岩波ブックレット)は必読。参考図書は、小熊英二『〈日本人〉の境界』(新曜社、1998年)、他。
その他