06163 ヨーロッパとの出会い1、2
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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米山 優 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | イタリアとの出会い |
授業概要 | ヨーロッパの旅行先の中でも、現在、かなり人気のある国であるイタリアについて、少し深く入り込んでみることで、現代社会や現代の学問そして私たちの生き方などについてまでも考える素材を提供する授業である。話題は、料理・音楽・造形芸術・科学思想・都市の景観にまでおよぶ。 |
学修目標 | イタリア人の生き方についての<脳天気に明るくて、いいかげん>といったステレオタイプ的な見方に対して、少しでも風穴をあけられるような話題を提供し、それを機縁に「出会い」を意識しつつ物事を深く考え、行動する意欲をかきたてることを目標とする。 |
授業計画 | まず<異文化と出会うというのはどういうことなのか>という問題を正面切って取り上げる。導きの糸はInterculturalityやMulticulturalityとは区別されるTransculturalityという概念である。この概念をめぐって展開されつつある文化論を基礎において、そこから話題を拡げていく。例えば、音楽に反映される人々の生き方・考え方をポリフォニーという音楽技法から分析してみる。ルネサンスの芸術家たちの創作過程から、いわゆる人文主義とは一線を画す科学論へと説きおよぶ。こういった具合である。 できるかぎり実際に音楽作品を聴いたり、写真やビデオを見たりしながら授業をすすめる。 |
評価方法 | レポートを、最初の授業で配付する<課題リスト>から選んで2回、そしてさらに学期末にレポート又は試験をするこによる。合計3回、提出物があるわけである。1回でも提出しなかったら、単位は、多分、無い。 |
テキスト | 用いない。授業中に、資料などを配付する。 |
その他 | 授業中の私語は授業する方にも、マジメに聴きたい者にも大変迷惑で、授業のレベルそのものを落とすことになる。そこで、場合によれば、しゃべっている学生に退室を命ずることがある。 |