南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
細谷 博
他の科目との関連
履修対象学科
副題 小説を読む、人間を読む。
授業概要  日本と世界の名作を読み、ことばによって造形されたさまざまな〈人間像〉を理解し、また読み手としての自分自身をよりたしかにつかむ手がかりを得る。
学修目標  ことばによって表現されたさまざまな人間形象と作中世界のあり方を対象として、まずは正確な文脈の読み取りを行う。さらに、すぐれた解釈にふれてみずからの読み方をも対象化し、相対化することによって、より柔軟に深化、発展させられるような読解力と思考力を養うことを目標とする。
授業計画  すぐれた小説の中で、ときに凡庸な外見のただ中から何とも印象的な姿を見せ、また異様なよそおいのすき間からたしかな手触りを感じさせるいきいきとした〈人間像〉を追究する。そのように彼らを受けとめ、あらためて〈今・ここ〉に現出することこそが〈読む〉という体験であるからだ。
1 導入
2 作品読解
3 分析批評
4 まとめ

 なるべくわかりやすく、具体的に作品本文を読み解いていく。重要な箇所を随時ページ数で指摘するので、テキストは指定のものを用意すること。
評価方法 定期試験により評価する。欠席過多を適用する。
テキスト 太宰治『お伽草紙』新潮文庫
太宰治『人間失格 グッド・バイ他一篇』岩波文庫
アルベール・カミュ『異邦人』新潮文庫
その他
その他