07117 文学B2
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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辻本 裕成 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 古典文学作品の形成と享受 |
授業概要 | 日本に限らず、古典作品は、成立時に作者が意図していた読み方とはまったく別の読まれ方、取り上げられ方がされることがしばしばある。それは、後世の思潮や文化のあり方の反映とも言えるし、また逆に、そのような一種の誤読が後世の文化や思潮を形作っていくとも言える。本講義では平安文学の作家や作品を取り上げ、古典文学の享受の諸相について考える。 |
学修目標 | 古典文学を専門に学びたい人にはその研究入門として、そうではない人には教養としての古典文学の面白さを知ってもらう授業として講義したいと思っている。 また、この講義を通じて、人間の想像力の豊かさ、面白さのようなものが伝われば幸いである。 |
授業計画 | 最初に平安文学の作家の実人生、実作品について概観した後、その作家の作品や人生がどのように後代に享受されたのかを考える。以下は具体的な予定である。 プロローグ 和泉式部の作品と人生 和泉式部の伝説 小野小町の作品と人生 小野小町の伝説 式子内親王の作品と人生 式子内親王の伝説 源氏物語の享受(宣長以前の教戒論的享受) 本居宣長のもののあはれ説 |
評価方法 | 持ち込み不可の試験による。論述問題の配点が8割。和歌の解釈が2割。ただし論述問題については無意味で膨大な暗記をする必要のないように、問題用紙に資料をある程度載せておく予定である。 授業の質問、感想をメールで受け付け、他の受講者にとっても有益なものを寄せた人には加点する。 |
テキスト | プリントを配付する。 |
その他 | 辻本が2003年度以前に担当していた「モダンの系譜 文学をめぐって」と内容が重複するので、了解されたい。 |