07131 日本史A1
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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青山 幹哉 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 武士の成立 |
授業概要 | 武士の登場は日本列島上の歴史に大きな衝撃を与えた。この講義では、殺人という職能をもつ者たちが「侍」という身分を獲得した平安後期から、独自の政権を形成するようになった鎌倉時代までを考察し、他の東アジア諸国とは異なり「武」を重んじるようになった中世日本の特質を考える。 |
学修目標 | 一つの歴史的事実に対して複数の学説が考えられることを理解し、広い視野から物事を多面的に考える力を養う。 |
授業計画 | 1.武士の心性—問題の所在 2.律令・王朝国家の武官と武士 3.平将門の乱 4.「京武者」—殺しの上手 5.平家台頭—院政を支える軍事力 6.田舎の武士 7.源平合戦—分岐点 8.中世国家体制—公武の併存 |
評価方法 | 学期末のレポート試験および随時に課す小レポートにより評価 |
テキスト | な し |
その他 | 以下に参考文献を挙げる。 佐伯真一 『戦場の精神史—武士道という幻影』NHKブックス、2004年 下向井龍彦『日本の歴史07 武士の成長と院政』講談社、2001年 池上英子 『名誉と順応—サムライ精神の歴史社会学—』NTT出版、2000年 高橋昌明 『武士の成立武士像の創出』東京大学出版会、1999年 関 幸彦 『武士の誕生』NHKブックス、1999年 五味文彦 『殺生と信仰—武士を探る—』角川選書、1997年 近藤好和 『弓矢と刀剣』(歴史文化ライブラリー20)吉川弘文館、1997年 川合 康 『源平合戦の虚像を剥ぐ』講談社選書メチエ、1996年 野口 実 『武家の棟梁の条件』中公新書、1994年 元木泰雄 『武士の成立』吉川弘文館、1994年 千葉徳爾 『たたかいの原像—民俗として武士道—』平凡社選書、1991年 その他、授業の中で適宜紹介する。 |