南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜2
担当者
村本 正生
他の科目との関連
履修対象学科 〈その他〉を参照
副題
授業概要  今や、世界中のコンピュータがインターネットでつながり、あふれるほどの情報を簡単に入手できる時代である。このような状況下で、これらの情報を活用することができるように、コンピュータリテラシーの教育が行われてきた。情報機器の操作や個別のソフトウェアの使い方に重点を置かざるをえない基礎教育では、「情報収集力」を学ぶことができるが、情報を分析し結果を判断する、いわゆる「情報分析力」まで学んだとは言い難い。コンピュータから得られる情報を単に鵜呑みにし、羅列する場合が多いのは、情報分析力が欠落しているからである。本講義では情報を多面的に読める「分析力と判断力」を養い、さらには分析結果を効果的に示す「表現力」を身につけることを狙いとする。
学修目標  基本的な文書処理、表計算処理、プレゼンテーション用資料の作成方法の習得が可能になるが、狙いはデータを加工しながら、「分析力」、「判断力」、「表現力」を養い、新たな問題発見、課題解決の方法を修めることにある。
授業計画 講義は、「分析力」、「判断力」、「表現力」の向上に重点をおき、以下のようになる。
 1)「分析力」に焦点をあてた中級レベルの表計算ソフトの使い方を講義する。
 2)日常的な問題を課題形式で提示し演習を行う。問題発見と課題解決のために、まずどういった分析が必要になるのかを考える。その後、学んできた機能を駆使して個別の分析を行う。最後に、個々の分析結果を統合して総合的な結論を出せる「判断力」を身につける。
 3) 「表現力」に焦点をあてたプレゼンテーション用ソフトの使い方を講義し、分析結果と結論を効果的に表すことができるようにする。
評価方法 いくつかの課題に対し、「分析力」、「判断力」、「表現力」といった側面からの出来具合と出席状況との総合評価をする。
テキスト 村本正生:「情報リテラシーの基礎」、培風館、を参考程度の書物として紹介しておく。
その他 人文学部・外国語学部・法学部の1〜2年生で、「PCテスト」に合格した学生に限って登録することができる。「PCテスト」の日程、他詳細は大学ホームページのJ棟オフィシャルサイト(PCテスト・講習会)を参照すること。また、自由科目(卒業必要単位に参入されない)として履修することはできない。