他の科目との関連 |
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履修対象学科 |
全 |
副題 |
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授業概要 |
仮に、あなたが教員となって中学か高校に赴任したとしよう。担当したクラスのなかに、「不登校」や「いじめ」の生徒がいるかもしれないし、あるいは、非行や犯罪がらみの行為を繰り返す生徒がいるかもしれない。それとも「保健室登校」とか、深刻な悩みにとらわれ誰とも相談できずに孤立している生徒がいるかもしれない。彼らは、一般に教師を「困らせる」生徒たちである。このような場合、教師は彼らにどう接したらよいのだろうか。この授業では、学校におけるさまざまなメンタルな問題に対して、マクロ的に外側から考えるだけではなく、現場における実際面に対応を中心に進めていく。 |
学修目標 |
「いじめ」や「不登校」をはじめとするさまざまな学校心理臨床の問題について、社会現象として外からながめるだけではなく、これらの生徒に対して「もし自分が教師ならどう対応するべきなのか」という観点から、言い換えれば「わが事」として考える視点をしっかりと持つことが学修目標となる。 |
授業計画 |
まず、学校の問題に入る前に、メンタル・ヘルスに関する基本的な事柄について概説し、続いて「不登校」や「いじめ」の問題を扱う。この際「わが事」として考える基礎作りとして、「討論」の時間を設け、具体的な場面における教師の対応について各自の意見を出し合うことを行う。教師としてできないこと、また教師にしかできないことがあることを考えたうえで、学校内での他の教師やスクール、カウンセラーなどとの連携のあり方についても検討していきたい。 |
評価方法 |
定期試験(筆記かレポートかは未定)と出欠席によって評価する。 |
テキスト |
特に指定しない。必要に応じて資料を配付する。 |
その他 |
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